2018年7月31日火曜日

ブルーボトル反応




しばらく更新が滞っておりましたが、化学部では9月の承風祭に向けて、日々活動に取り組んでおります。化学部では、現在周期的に変化する化学反応の実験を行っています。下の写真は、その一例で、ブルーボトル反応と呼ばれます。
青色染料であるインジゴは、酸化還元によって色が変化することが知られています。
インジゴをグルコースと水酸化ナトリウムの混合水溶液に溶かし、しばらく放置すると、還元されて以下のような黄色溶液になります。

これを振ると、空気中の酸素が水溶液に溶け込むことによって酸化反応が起こり、以下のように溶液の色も黄⇒赤青へと変化しています。

今後、この色の変化にかかる時間や、構造が類似した化合物で実験を行った際に色の変化がどうなるのか、比較検討したいと考えております。