2015年3月19日木曜日

『池高×京造×兵庫県立美術館 アートプロジェクト』 ACOP本番

1年間をかけて取り組んできた『ACOP』(アート コミュニケーション プロジェクト : 対話型鑑賞)、集大成の成果を発揮してきました!!

年齢の近い美術部員同士でのACOPに比べ、今回参加していただいたのは個性あふれる老若男女の方々。本物の作品を前に、様々な考えや閃きを共有することができ、豊かで楽しい時間を過ごすことができました。

精力的に意見を述べつつ、温かな気持ちでナビゲーターを支えてくださった参加者の皆様。多大なご好意で、貴重な場を与えてくださった兵庫県立美術館の皆様。そして、「ACOPをやってみたい!!」と言いながらも、どうすれば良いのか分からず途方にくれる私たちを最後まで導いてくださった、京都造形大学の北野先生。

本当にお世話になりました。
ありがとうございました!!!!!


『池高×京造×兵庫県立美術館 アートプロジェクト』 ACOP本番 ナビゲーター所感Ⅲ


私はもともと我が強く、自分と違う意見を聞くことが苦手でした。しかしこのACOPを通して、相手の意見をきちんと聞き、「私はそう思っていない」ではなく、「そんな見方もあるんだ」と考えやすくなりました。

ひとつの物事なのに、人によって違う見方がある。それは私にとって興味深いテーマになっています。今回のACOPでは「森の掟」という岡本太郎の作品を鑑賞させていただきました。この絵画は、ほとんどの人が見たとき「背景は森」だと認識し、自然に関連のある絵だという方向で話が進みます。しかし、背景の他に描かれているものは、人か動物かさえ判断できなかったり、奇抜な柄だったり、ファスナーがついていたり、とにかく一言では説明できません。それらが何なのかと考えるとき、それぞれの視点の違いが見えてきます。そこで、自分と異なる見方が「面白い」と感じられました。

今回、美術館で鑑賞ナビゲーターを担当させていただくという非常に貴重な経験をさせていただいたことで、本当に多くのことを学べました。
初対面の方々との鑑賞は初めてでしたが、積極的に発言してくださる方ばかりで、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

『池高×京造×兵庫県立美術館 アートプロジェクト』 ACOP本番 ナビゲーター所感Ⅱ

私は「街角(彼の町には水害のあった日)」という作品のナビゲーターをしました。学校外でACOPをするのは初めてのことで、不安もありましたが、参加された皆さんがとても協力的だったので、充実したものになったのではないかと思います。

また、参加された世代の幅が広かったので、さまざまな話を聞く事ができ、新たな発見があってより深くこの作品を見られました。全てのACOPが終わった後にした振り返りで皆さんの感想を聞き、自分の発言に自信を持ちました。

多くの人の前に出て話をまとめたり、引っ張っていくのは、普段しないことで大変でしたが、やりがいがあり、とてもいい経験になりました。

『池高×京造×兵庫県立美術館 アートプロジェクト』 ACOP本番 ナビゲーター所感Ⅰ

何か月も前から3月6日が本番であると解っていましたが、
自分的に十分な練習ができたとはいえず、不安な気持ちで前日の練習を迎えました。

京都造形大学の北野先生に、「声を大きく。自分も楽しもうという気持ちでいけば、きっとうまくいく」という助言をいただき、個人の目標として、とにかくまわりに緊張を見せないようにしました。

そして当日。
直前までは、海岸で神戸港を眺めたりとリラックスできていたのですが、いざとなると、やはり声が小さく、緊張を隠すことはできませんでした。

それでも、思った以上にうまくナビゲ ートできました。
その理由のひとつは、鑑賞者の違いです。
今までは高校生だけでの取り組みでしたが、今回は、広い世代の方々に参加いただけました。
発言が途切れることなく、活発に多様な意見が飛び出し、自分も楽しむことができました。

僕の同級生にACOPに苦手意識をもっている人がいますが、今回の様子を後ろからでも見ていたら、ACOPに対する印象も変わったかもしれません。

今後は、会話をすることが苦手な人でもACOPを楽しむことができる、ということを伝えていきたいなと思います。

2015年3月5日木曜日

いよいよ明日!!

池高美術部ナビゲーターによるACOP鑑賞会がいよいよ明日に迫りました。京都造形大学の北野諒先生も来てくださり、入場から通して練習しました。
1年間取り組んできただけあって、なかなか良い感じの仕上がりです。

明日、3月6日(金)兵庫県立美術館 13:00~

私たちと一緒に、美術を楽しみましょう!!
会場でお待ちしています!!