今回の合宿のテーマは「うどん・塩・温泉」です。まずは【うどん編】を報告します。
初日は朝7時前にJR大阪駅を出発し、昼から琴平でうどん打ちを体験しました。
切ったうどんをほぐしています |
季節によって加える塩水の濃さや量を変えることを初めて知りました。
メンバーのうち3人はうどんにミドリムシを練りこみました。
これがミドリムシ |
袋にうどんを入れ、足も使って十分に捏ねました。熟成時間も大切だということを教えてもらい、最後には修了証明書と”秘伝の書”を頂きました。
2日目は香川大学農学部の三木名誉教授に来て頂き、化学部5名のために「うどん学」の講義をして頂きました。
三木先生による「うどん学」講義 |
三木先生は食品加工をご専門にされており、今年度から始まった香川大学の「うどん学講座」も担当なさっています。 うどんの電子顕微鏡写真や、MRI画像によるうどん中の水の分布、グルテンタンパク質のモデル図などを初めて見せて頂きました。普段食べているうどんに、ここまでのサイエンスが隠れていることに驚くとともに、研究対象の謎に迫る専門家の迫力を感じました。化学部の合宿ために講義を快く引き受けてくださった三木先生に改めて感謝致します。
化学部では、先月のグルテン工場の見学や、合宿での三木先生の講義で学習したことを来る9/9・10の承風祭で、まとめて展示したいと思っています。是非ご覧下さい。