2017年12月25日月曜日

【美術部】大塚国際美術館レポート



こんにちは、美術部です!
今回は、先日17日に訪れた大塚国際美術館で見た絵画の中から、1枚をピックアップして感想を書きたいと思います。



この絵画は、ジョン・エヴァレット・ミレイのオフィーリアという作品です。
オフィーリアはシェイクスピアの『ハムレット』の登場人物で、ハムレットに冷たくあしらわれて発狂した挙句、川に落ちて死ぬ悲劇のヒロインだそうです。


絵画の中に描かれた花々にはそれぞれ意味があり、例えば、オフィーリアの腹部あたりの赤いヒナギクには「無垢」、太ももあたりのパンジーには「むなしい愛」、上の方のイラクサには「痛み」などが込められています。


鮮明に描かれた鮮やかな自然に美しい女性、そんな一見明るい絵の中に漂う彼女の死の切なさが、とても美しく心惹かれました。



様々な絵画が見られてとても良い経験になりました。