2016年7月13日水曜日

化学部×美術部

6月は3年生の実験で金属イオンの沈殿反応を行いました。
実験後に残った試薬で作ったFe4[Fe(CN)6]3の濃青色沈殿を美術部員に渡すと
翌週に鯨の絵を描いて持って来てくれました。さすが美術部です。
”普通に描きやすかったです。”とのことで、
顔料が化学反応によって生まれることに興味を持ってくれました。
この青は紺青またはプルシアンブルーと呼ばれ、
江戸後期に葛飾北斎の「富嶽三十六景」に使われ、日本でブレークした青です。
最近では放射能被爆治療薬としても使われているそうです。
身近な実験も人類の歴史に関係しているんですね。